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ねことヘアピン

唯梓SS中心に自由気ままに綴るブログです。

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【律の災難】

【律の災難】



期末試験も終わり、待ちに待った連休が始まったと言う事で、私達HTT(放課後ティータイム)のメンバーは日帰り旅行をした。
何処に旅行に行ったの?とか、何しに行ったの?とかは、作者の都合の良い事情によりカットなので気にしないで欲しい。



そして現在、帰りの新幹線の中だ。
私達は3人がけのBOXシート席に座っている。
図面にすると


  律 唯 梓
窓       通路
  澪 紬


こんな配置になっている。
席の場所は特に話し合う事もなく、各自適当に座った感じだ。


旅の疲れで会話もなく、みんな自分の時間を過ごしている。
私は眠くもなく、することも無いのでボーッとしていた。

そんな時、隣に座っている唯が私の肩に頭を預けてきた。
(なんだ?)と思いながら顔を覗き込んでみると、唯は眠っているみたいだ。


「あら、唯ちゃん寝ちゃったわ」


ムギが私と唯を見てニコニコとしている。
何故ニコニコしているかまでは読めない。



「すごいハシャいでたもんな、唯」



「寝るのはいいんだが、肩重いんですけど…」



それに――



《ジィーーーーーーーー》




何か凄い視線を隣の隣の方から感じる。




「律先輩!!」




「な、なんだ?梓」



いきなり大声で名前を呼ばれたので、私は少し驚く。
梓の方を向くと、梓は私の肩付近をジッと見つめていた。




「席代わって頂けませんか」




「え…?だって梓、通路側が良いって…」



そう。
みんなでシートに座る際に『通路側座ってもいいですか?』とお願いしてきたのは梓なのだ。




「気分が変わったんです!景色が見たくなったんです!」




「け…景色って…」



私は窓に視線を向ける。
景色も何も、今新幹線は地下を走っている。
窓の景色は真っ暗だ。



私は真っ暗な窓の景色を見た後、梓の顔を見る。
梓は私(の肩)から視線を外さない。一歩も譲らない気だ。
仕方なく、私は梓と席を代わる事にした。


私が立ち上がったため、頭の支えが無くなった唯は起きてしまった。


「ふぉ!?……むにゃむにゃ…」


しかしまた直ぐにコックリコックリと頭を泳がせている。


私は通路側の席に座り直した。








新幹線はまだ地下を走り続ける。
地下を走っているせいか耳がキーンと鳴り、私は少し具合が悪くなってきた。

なんだか梓がさっきからニヤニヤとしていて気持ち悪い。
そんなに地下の景色が好きなんだろうか。…変な趣味だな。


すると、また肩がズシッと重くなった。



「…おい…またかよ」



唯がまた私の肩に頭を乗せてきた…って、げっ!?唯、涎垂らしてる!!
汚なっ!服に垂れ―――!?




《ギリギリギリギリギリ》




何か歯ぎしりの様な音が隣の隣の方から聞こえる。



「…律先輩、トイレ行ったらどうですか?」



「へ?」



私は自分の肩と梓を交互に見ながら返事をする。
やばい、唯の涎がやばい。



「だからトイレ行ったらどうですか?」




「い、いや…別に今は行かなくても…」



特に尿意も催してないし、トイレのある車両まで行くには少し遠いので面倒だ。



「今、行くべきです。膀胱炎なりますよ?いいんですか?
若年型慢性膀胱炎と言う20歳代~40歳代前半までの女性に特に多く発生する慢性膀胱炎があります。
簡単な尿検査では異常を認めないので、「気のせい」「心因性」「精神的」と誤診される事例が多い病気です。
主な症状は頻尿・残尿感・尿意頻拍・排尿痛・下腹部痛・外陰部痛・腰痛・背部痛・下肢の不快感など様々あり、決して甘く見てはいけない病気なんです。
現時点では明確な原因が分かっていないので、治療も対症療法に終始してしま―」※wikipediaから引用



「分かった分かった!!行けばいいんだろ行けば…」




「ゆっくりいってらっしゃいです」




なんだか納得いかないけど、梓がうるさいし、私はトイレに行く事にした。



私が立ち上がったため、唯はまた起きてしまった。
唯は口の端から垂れていた涎を、手の甲でゴシゴシと拭いている。
私の肩は無事だったみたいだ。良かった…。


私はホッと安心のため息を付き、トイレのある車両まで向かった。









トイレを済ませ、手を洗い、私は自分の席のシートへ戻る。
やっぱりトイレのある車両までは遠かった。



(まぁ、時間つぶしになったからいいかな)




そんな事を考えながら次の車両に入った途端、遠目から見ても異様な雰囲気を放っているシートがあった。




(あそこは…私達が座っている場所だ…)



出来れば近付きたくないがそんな訳にもいかない。
私は足を踏み出し、自分の席へと歩き出す。
そしてそこで繰り広げられている光景を目にした瞬間、私は息を飲んだ。



膝枕をして唯の頭を撫で撫でしている梓。

私の席にまで足を伸ばして、梓の太股に頭を埋めている唯。



なんだこれ。私がトイレに行っている間に何があったんだ。
と言うか私の席がないぞ。



「あの…私の席…」



恐る恐る梓に話しかける。



「…………あ、おかえりなさい律先輩。今ちょっとあれがこうなんでムギ先輩の隣にでも座って下さいです」



「…」



私は梓に言われた通り、向かいの席に座った。



『おい、どうしてこんな状況になってるんだ』



口に手を当てて、小声で隣にいるムギに気になる事を聞く。



『えっと…律っちゃんがトイレに行っていた間に―――』





※ムギの回想




律っちゃんがトイレで席を立ってから、梓ちゃんは背筋をピンッとして座っていた。
左肩が、気持ち唯ちゃんの方へ傾いているのは気のせいなんかじゃないと思う。
唯ちゃんは頭をこくりこくりとさせていて、今にも眠っちゃいそう。


「むにゃ…」


「!!」


そして唯ちゃんの頭が梓ちゃんの肩に乗った。…が、しかし直ぐに唯ちゃんは離れてしまった。



「え…」



「ぅう~ん…」



唯ちゃんは首を左右にコキコキと動かしている。




「私の肩…嫌何ですか…?」



梓ちゃんは泣きそうな声で唯ちゃんに話しかける。




「ん?嫌じゃないよ~。でも…あずにゃんの肩ちょっと小さいし…位置が低いから頭乗せると首つっちゃいそうなんだもん」



「!!」ガーン



あ。梓ちゃん泣いちゃった。




「だ、だっただったら、ここを使うといいです!」




やけになった梓ちゃんは、乱暴に太股の上をパッパと手で払う。





「へ?でもここじゃちょっと狭いから寝転がれないよ~」





「大丈夫です!そっちの席まで使っちゃっていいですから!」





そう言いながら、梓ちゃんはさっきまで律っちゃんが座っていた席を指で指した。




「う~ん…あれ?そういえば律っちゃんは何処?」




「律先輩は便秘らしいのでしばらく帰ってこないです。大丈夫ですお気になさらずにです」





「そうなんだ!じゃあ遠慮なく…」










『――と言う事なの♪』




『…』




勝手に私の事便秘にするなよ…。



梓はさっきからデレッデレな顔をして唯の髪を撫でている。
おい、お前誰だ。デレてる梓なんて梓じゃないやい!

梓に撫でられている唯は、気持ちよさそうに口をむにゃむにゃとさせて眠っている。
何か喋りそうだ。




「むにゃ…あずにゃん…キスして…」





その瞬間、この場は凍りついた。
梓も頭を撫でていた手が止まっている。




「…ここ、こんなとこでキ、キキキスなんて…みなさんもいるし……。
で、でも一瞬ちゅってするぐらいならバレないかな…」



お、おい、考えてることが声に出てるぞ梓。無意識なのか?無意識なのか?
するとずっと唯の事を見つめていた梓は、いきなりこっちに視線を向けてきた。



(やばい!)



バッ!!



「うわーいい景色だなー」(棒読み)



「ガ、ガイドブックでも読もうかな…」



「今日撮った写真でも見ようかしら」




私達はそれぞれ梓から視線を外す。




(澪…本が逆さまだ…それに帰りなのにガイドブックって…。ムギ…ビデオカメラの赤いランプが付いてるぞ…)




「今なら誰も見てない…!よ、よし…梓、行きまーす…」




私達が見ていない事を良いことに、梓は決意を固めた様だ。
え…まじすか梓さん…ここでやるんすか…。




「んー…」




梓は眼を瞑り、唯の頬に目掛けて顔をゆっくりと落とす。




「むにゃ」



今、まさに梓の唇が頬に到達しようとした瞬間、唯が正面に寝返りを打った。



「んむっ!?」



梓の唇と唯の唇が合わさる。音で表すと「ぶちゅー」っと。


梓は唯と唇を合わせたまま固まる。この場の空気も固まっている。




「ぺろっ」



そんな中、唯が唇を合わせたまま梓の唇を舌で舐めた。




「はにゃ!?☆!?♪&#..」プシュー




梓は変な声を発しながら頭から煙を出し、ピクリとも動かなくなってしまった。



「…おーい梓ー?」



「」プシュープシュー



…返事がない。ただの屍のようだ。

すると唯は梓の太股からむくっと体を起き上がらせて、グーっと伸びをし始めた。



「ふぁ~よく寝たぁ~…ん?みんなどーしたの?」



「…」



「何も見てない何も見てない何も見てない何も見てな」



「●REC」



「」~゜











それから数時間が経ち、新幹線は無事終点に到着した。
あの後はすごい大変だった。
梓は意識ないし、澪は体育座りでブルブル震えてるし、ムギは鼻息荒いし…。

なんだか疲れがドッと溜まった気がする。



そして新幹線から降りる真際―



『律っちゃん。ありがとね』



唯がみんなに聞こえないように私にこっそりと囁いた。



「…!?」



唯のこの言葉で、私は気付いてしまった。
唯がずっと狸寝入りだった事を。
梓を妬かせるために、わざと私に寄りかかった事を。
そして梓にキスを――。



「…はぁ」





私達の日帰り旅行は、私の重い重いため息で幕を下ろした。










fin♪

| 【律の災難】 | 21:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【手を繋ごう】

【手を繋ごう】






帰り道。私は帰る方向が同じ梓ちゃんと一緒に帰っていた。



「あのね~昨日の見たTVで…」



「あぁ、確かそれ○○の特集に載っていたような…」




歩きながら、私達は他愛無い話をする。
大半は私から話題を振るんだけどね。
でも梓ちゃんは私の喋る事に対してちゃんと反応をしてくれる。



「…」



「…」



会話が途切れてしまった。私は何か話題を探していると、ふと彼女の手が目に入る。




(ちっちゃくて可愛い手…繋ぎたいな)




そう思った私は次にはもう声に出していた。




「ねぇあずにゃん」




私は立ち止まり、前を歩く彼女を呼ぶ。




「…?なんですか?」



梓ちゃんは私が立ち止まったことに今気がついたみたいで、頭だけくるっと振り返った。



「んっ」



私は梓ちゃんに右手を差し出す。
でも彼女はそんな私を見てもよく分からないみたいだった。



「???何なんですか?」



もう一度私は右手を「んっ」と差し出し、今度は分かるように言葉で伝える。




「手、繋ご?」




「えっ…?」




頭だけ振り返っていた梓ちゃんは、やっと体ごとこちらに振り向いた。




「手、繋ぎたいな。…駄目?」




私は首を傾げて少し上目遣いで梓ちゃんを見る。
彼女はそんな私を見て「うっ…」と声を出し私から一歩下がった。




(やっぱ駄目かな…)




私は彼女の反応に表情が自然と暗くなる。
すると前の方から「はぁ…」というため息が聞こえた。



「もう、なんて顔してるんですか」



呆れた顔をしている梓ちゃんは私に近づくと、隣にすくっと立った。



「あずにゃん…?」



「ほら、繋ぐんでしょう?早くして下さい」



そう言うと梓ちゃんは、顔を逆の方に背け「んっ」と小さい手を私に差し出してきた。
そんな彼女の行動に私の顔はぱあ~っと笑顔になり、いそいそと自分の手を梓ちゃんの手の方へ持って行く。

私はお互いの5本の指がぴったりと合わさるように、そっと手を合わせた。手の大きさ比べをする時のような触れ方だ。
実際合わせてみて、やっぱり彼女の手はちっちゃいと実感する。指の第一関節分ぐらい大きさの違いがあるのだから。

私の手が触れると、梓ちゃんの手はピクッと動き、反り返ったまま固まってしまった。
彼女の手は、「これ以上大きくならないぞ!」ってくらいクワッと広がっている。
私はそんな彼女の固まった指と指の間に手を絡める。優しく、包むように。
すると力が抜けたらしく、梓ちゃんはゆっくりと私の手の甲に指を降ろしてきた。



(あずにゃんの手…やわこい…)



絡まってくる彼女の手の柔らかさに、私の顔はムズムズする。



「…な、何ニヤついてるんですか…」



そんな私の顔を梓ちゃんは横目でチラチラ見ながら睨んできた。



(ありゃ、バレてる。私って顔に出やすいのかな~)



「え?私そんな顔してた~?」




「自覚ないんですか…」




「う~ん。だってあずにゃんと手繋ぐの好きなんだもん」



「!」



急に近くで「ボンッ!」と爆発する様な音がした。
「何事!?」と思い私は辺りを見渡す。




「ほ、ほ、ほら、は、はやく帰りますよ!」




キョロキョロしていると、彼女は繋いでいる手で私の事をグイッと引っ張り歩き出した。
「はやく帰る」という彼女の言葉に「私は長く繋いでいたいのにな~」と思いながら引っ張られていたら、彼女も同じ気持ちだったみたいで、歩くスピードがとても遅い。



「………うん、そうだね~」



私は返事をして彼女の隣に並び、繋いでいる手にギュッと力を入れる。


私達はいつもより長い下校を過ごした。








fin♪

| 【手を繋ごう】 | 21:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【マシュマロ】

【マシュマロ】


「マシュマロ豆乳鍋…ですか?」



休日に私の家に(連絡なしにいきなり)来た先輩は、お菓子として出したマシュマロを食べながらいきなりそんな事を言い出した。



「うんっ!やってみた事はないんだけど、きっと美味しいよ~」



私は手に持っているマシュマロを見つめ、頭の中で鍋に入れてドロドロに溶けたマシュマロを想像する。



(いや、ないだろう)



「ないと思います」



正直に思った答えを私は言う。



「え~?だってマシュマロはこんなに美味しいんだから、鍋に入れたらきっと美味しいよ~」



「別々で食べた方が美味しいですよ」




唯先輩は、なんでも美味しいものを掛け合わせればもっと美味しくなると思ってるのだろうか。
料理とか見るからに駄目そうだし…。私は少し唯先輩の将来の事を不安に思う。




(先輩もいつかは憂から自立しないといけないしね。…まぁそしたら私が料理作ってあげればいいのか…そうなったら色々と不便だし、ふ、2人でく、暮らさないと…)




私が表札の名字はどっちにしようとか妄想していると、唸り声が聞こえた。
唯先輩はまだマシュマロ豆乳鍋を諦めきれないみたいだった。



「う~んこんなに美味しいのにな~。ふわふわで柔らかくて気持ちよくて甘くて……あ!まるであずにゃんみたいだよね!」



そう言い先輩は未だに妄想(もう入籍まで進んだ)に浸っている私に抱きついてくる。



「にゃは!?」




「あずにゃ~ん……えいっ!」




「唯せんぱ…ひゃあ!?」




指で耳たぶを掴まれふにふにされる。
親指と人差し指で揉むようにふにふにふにふにと。




「あずにゃんの耳たぶぷにぷに~♪」



「やぁっ、せんぱいっやめて下…さいっ!」



耳たぶをふにふにと触られるだけで私の体はガクッと力が抜けていく。
先輩の指の先は熱くて、私の耳たぶは熱を吸収する。



(頭がぼーっとする…)



そんな私に先輩は更なる攻撃を仕掛ける。



「はむっ」



「っっ!?」



いきなり耳たぶを唇で咥えて、甘噛みをしてきた。
先輩は耳たぶを上唇で抑え下唇でかぷかぷと甘く噛み、じっくりと食感を味わう。時々カリッと強めに噛んでくる痛みに、私は背中がゾクゾクとした。




「気持ちいい?」



「…ッ!……ッ!」



私は声が出ないように口を手で塞ぎ先輩の攻撃を耐えていた。
先輩はそんな私が気に入らなかったのか、ムッとして耳たぶから唇を離す。
やっと耳を噛むのを止めたかと思うと、すぐさま耳の穴の中にぬるっとしたものが挿入された。



「あっ!」



ぬるぬると先輩の舌は私の耳の穴を犯す。穴の中を隅々まで舐められ、私は脳までとろける様な感覚になっていた。
力が入らない私は、先輩にぽすっと身を預ける。
すると先輩は耳の穴を舐めるのと同時に、もう片方の耳たぶもふにふにと触ってきた。私にはもう声を我慢するすべはなかった。



「あっ…あっ…あ…」


「かわいいよあずにゃん」



そして先輩は最後の仕上げとでも言うように、ペロリと耳たぶを舐めた。



「あふっ!?」



ビクンビクンと私の体は痙攣を起こす。軽くイッてしまったみたいだ。
そんな私を先輩は満足そうに見て、唾液で濡れてしまった自分の唇を舌で舐めとった。



「ん~やっぱそのままのほうが美味しいかもね」




そう言いながら先輩はふっと私の耳から顔を離して、テーブルに置いてあるマシュマロに手を伸ばす。



「……へ?」



先輩の言葉がいまいち理解出来なかった私は間抜けな声を出してしまった。



「あずにゃんもそのまま食べた方が美味しいしね」



先輩の手には1個のマシュマロ。そのままじりじりと私に近づいてくる。
私は今の状況を確認する。前には先輩。後ろにはベッド。
さっきまでテーブルの近くに居たはずなのにいつの間にかベッドの前まで移動していた。



「マシュマロとあずにゃんを一緒に食べたら美味しいかな?」



先輩は口にマシュマロを咥えると、私の体に体重をかけてくる。
私の体はゆっくりとベットに堕ちていった。









fin♪

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